「この世に一つもない。」というのは言い過ぎのような気がするが
労働に関する価値観について考えさせられるものが多いのだが
最近こんなエントリーがあった。
自分、もしくは家族の健康にも優先する仕事なんてこの世に一つもない。 - ニートの海外就職日記
妻が病気の時、夫は会社を休むべきか? : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「自分、もしくは家族の健康にも優先する仕事なんてこの世に一つもない。」というのは
間違ってはいないけど言い過ぎかと。
あえて反例を挙げるとするなら、「警察」「消防」「病院」など
どれも人間の生活や治安・生命に大きく関わる仕事だろう。
たとえば消防なんかは規程で決まっており
災害活動がある場合はバックアップのために非番の人間は消防署に待機するわけである。
病院も人手が足りない場合はおそらくそうなっているでしょう。
発言小町のエントリーに挙がっているのは自営業でもない民間企業の話であると考えられる。
こういうのは前述の反例のように職業によって異なってくるのだが、
私の考えとしては、一番いいのは年休をとることで、
仕事に出なければならないにしても同僚に残りの仕事を頼んで
自分は早引きして帰宅するなどすることがベターじゃないかと。
まあ、この方の会社がどのような業種なのかは存じ上げないが
少なくとも自分自身が病気になったら休んでいるということなので
決して「休みたくても休めない」ような会社ではないということが考えられる。
結婚8年目となれば男性は職場では結構なキャリアを積んできているから、
残りの仕事を頼める人間くらいいるんじゃないの?というのが考えである。
逆に働いている側が病気の場合仕事にこられても
体調がよくないのでパフォーマンスは出せないわ、
風邪なら周りに伝染する可能性はあるわ、
ましてや最近は新型インフルエンザが蔓延するわ、などなど
決していいことはない。
ひと昔前ならともかく
代わりの仕事ができる人間がろくにおらず、簡単に仕事が休めない企業(職種によりますが)や、
家族を省みず仕事をせざるを得なくなり(もしくは自ら望んでそうしており)、
夫婦関係が冷え切って離婚にいたるような家庭というのは
果たして健全といえるのかな・・・?
これを言うと日本社会全体の問題のような気がするのだが。
最後に、発言小町のコメント欄は
前半に所謂「社畜根性丸出し」のコメントが多く、
後半に所謂「アンチ社畜」のコメントが多いのはなかなか興味深いです。
是非ごらんあれ。
あ、暇ができたら↓も見てみよう。
体育会系の上司(女性)とのつきあい - Yahoo!知恵袋
タグ : 社畜 仕事 家族 発言小町 ニートの海外就職日記
東京五輪招致は理念のなさと欺瞞が見抜かれて失敗したのではないだろうか
予想していた人は数多いだろう。
しかしシカゴが一番最初に落選したのは予想外であった。
ちなみに私の予想は
1位 リオデジャネイロ
2位 シカゴ
3位 マドリード
4位 東京
だったのだが、1位以外は大はずれであった。
シカゴも東京もマドリードやリオデジャネイロに比べて支持率は高くなかった。
お互いに自国民の感情は
「こんなに不景気なのにオリンピックなんてやっている場合かよ」
といったところだろうか。
結局、総会直前に内閣総理大臣や大統領を担ぎ出したのにも関わらずに落選してしまった。
よく考えると、4都市の中で明快な大義名分があったのは[
「南米初開催」で団結しているリオデジャネイロだけだったので
収まるところに収まったという感じだろうか。
さて、東京は落選したのだが
ごらんの予想の通り私は東京は早々に落選すると思っていたので
今回改めて落選の理由を考えてみた。
1. 明快な大義名分がなく、スローガンも達成ができるか疑わしい
東京は「コンパクトな五輪」「環境五輪」などで推したが
理念としてはインパクトにかける印象を持っていた。
既存の施設を使いながら10万人規模のメインスタジアムを建設しようとするなど
果たして7年後に掲げるスローガンどおりにいくかは懐疑的であった。
私としては五輪開催を機に国の財政保証をテコに
再開発をやってしまおうという都合が透けて見えていたのだが・・・
2. 国全体に五輪を持ち込む機を熟成させられなかった
東京五輪招致委員会は「支持率は7割」
オフィシャルパートナーの読売新聞は「支持率8割近い」とのたまっていた。
しかしIOCによる調査で東京の支持率は5割台で推移していた。
共同通信社による世論調査で五輪招致に賛成とこたえたのは55%、
NHKによる世論調査でも五輪招致に賛成とこたえたのは47%であった。
IOCの調査と招致委員会の調査ではどっちを信用すべきかは明白である。
現に、私の周囲でも「五輪を開催してほしい」などという雰囲気は皆無であった。
確かに東京だけで勝手に盛り上がっているような印象はぬぐえず
どこに7割の支持者がいるのか、というような感覚であった。
(でも、決まったら決まったできっと盛り上がっていたんだろうけどなw)
招致委員会は日本全体で五輪を盛り上げる雰囲気作りにはっきり言って失敗した。
3. 都知事の新銀行東京問題などを棚上げするための私的な招致活動でしかなかった
これは完全に言いがかりに近いものだが(w
石原都知事はこの招致を公約に掲げて3期目の当選を果たした。
五輪招致活動中の間は新銀行東京問題や築地市場移転問題など
重要な東京都の政治問題はほとんど棚上げしてきた状態である。
招致活動が終わり、都議会では
招致につかった150〜300億円超とも言われる招致費用の追及とともに
これらの政治問題の追及も再び始まる。
果たして残りの任期をのらりくらりで乗り越えることができるのだろうか?
都知事は新銀行東京問題や築地市場移転問題などを全部整理して
後任知事に後腐れのないようにして任期を終えていただきたく思う。
(ただ、それができるかどうかは果てしなく疑問符がつくのだが)
とまあ、大きく3つ挙げてみたが、招致期間中においても
● 皇太子夫妻を担ぎ出そうとして、宮内庁が否定的な見解を示すと口汚く罵倒(こちらなど)
● IOC評価委員長の女性に蔑視ととられる慇懃無礼な物言いをする(こちら)
● 野党時代に鳩山由紀夫が国会決議に一時難色を示したことについて衆院選で罵倒したのに
首相になるのが現実的になるやIOC総会の出席を要請し強行軍で出席させる(こちら)
● 嫌中派なのに五輪を招致したいがために中国を持ち上げる発言や行動をする(こちらなど)
などなど問題になる発言や行動が数限りなくある都知事が扇動しても
踊る人は本人の予想に反してすくなかったといったところだろうか。
東京都民ひいては日本国民、そしてIOCの委員たちは
石原都知事の人となりがある程度は理解しており
過去の行動との一貫性のなさや問題発言、
さらに五輪招致の裏にある欺瞞などを見抜いていたのだろう。
IOCや世論調査による支持率の低さはそういったことも起因していると私は考えている。
日本国民は石原都知事が罵倒するほど愚かな人間ではないわけで。
さて、リオデジャネイロ五輪は南半球の夏季五輪として16年ぶりの開催なる。
ただでさえお祭り好きのあの連中が本番でどのようなパフォーマンスを繰り広げるのか
私は期待をしたいと思う。
まずは2014年のFIFAワールドカップが五輪に向けての試金石となるだろう。
【政治】 八ッ場ダムの是非について考えてみる
久々に復活させてみようと思います。
・・・というのは、八ッ場ダム問題についてなわけですが。
まず最初に述べておきたいのは、
私はこのダムの建設について中止するのに賛成だということ。
それは以下の3点においてである。
● 今後、事業費ベースで残りの3割(約1,400億円)で完成させられるか不透明
2004年の事業計画の見直しで当初の総予算が2,100億円から4,600億円になったり
50年以上も経過しても本当工事に着手されていない進捗状況など、
今後も本体工事と、これに付随する工事でさらなる予算の増大が予想される。
● 建設を推進していた国土交通省自体が治水効果がないことを認めている
「じゃあ何のためにダムをつくるんですか?」と問いたくなるわな。
特に目的のない箱ものを作るなんて金をドブに捨てるようなもの。
● 建設推進派のロジックと行動が建設反対派のそれに比べて稚拙かつ旧態依然なもの
「意見交換会」としておきながら建設反対派を会場の手前で排除するのが最たる例。
長野原町民も建設推進に関して一枚岩ではない、
消極的賛成が少なからずいることがわかってしまった。
そして推進派のロジックも自民党時代の考えを引きずるもの。
反対派の方が八ッ場ダムの問題点を多角的に分析しているだけに
私としては眉をひそめて見ざるを得ない。
八ッ場ダムの問題点に関しては以下のページを参考にしていただきたい。
八ッ場あしたの会・八ッ場ダムを考える会
政権が代われば過去の政権で決定されたことに関して見直しが行われるのは当然のこと。
国土交通大臣はダム建設に付随する鉄道や道路の建設は継続して
ダム本体の建設を中止させる方針である。
そのうえ
「住民との意見交換により中止後の最善の案を検討したい」
「建設を中止した場合は法律に基づいて負担をした自治体に金を返す」
と明言している。
前原誠司国土交通相は19日、八ツ場ダム(群馬県)建設を中止した場合、
水道水の供給を受ける埼玉など1都4県などが
特定多目的ダム法に基づき支払ってきた利水負担金1460億円は返還すると明言した。
都内で
「法に基づき出資してもらったものは返還するのが当たり前。中止した場合はお返しする」
と記者団に語った。
また前原氏は利水負担金とは別に、
治水で恩恵を受ける6都県が支払ってきた直轄事業負担金525億円などの返還にも
「考えていきたい」と述べ、返還を視野に入れていることを明らかにした。
前原氏は17日の記者会見で、ダムの中止で負担金の返還が必要になることなどから、
中止費用が事業継続の費用を上回ったとしても中止する考えを強調していたが、
負担金の返還にはこれまで具体的に言及していなかった。
埼玉県の上田清司知事ら流域の6都県などが、中止すれば負担金の返還を求める考えを示していた。
八ツ場ダムの総工費は約4600億円。既に7割の事業が終了、
今年10月に本体工事に着手し2015年度に完成する予定だった。
(八ツ場ダム中止なら負担金返還 前原国交相 より)
「中止ありき」でありながら住民が納得する形で中止をすることを模索している国交大臣に対して
推進派は「推進ありき」でありながら国の代表との話し合いをしようとしないのである。
これではいつまで経っても話し合いは平行線であろう。
「『ダム中止』の御旗を降ろして下さい」――。
前原国土交通相が群馬県長野原町の八ッ場(やんば)ダムの建設予定地を視察した23日、
建設の継続を訴える住民の代表は、
「私たちの気持ちを察し、心の叫びを聞いてほしい」などとつづった意見書を国交相に手渡した。
国交相は「皆さんが100%被害者」と語り、粘り強く説明する意向を示したが、
中止の方針は「白紙にできない」とも。
これには、国交相と会談した地元の首長も猛反発し、今後の話し合いの糸口さえ見つからなかった。
この日午後、前原国交相は、長野原町の「山村開発センター」で、
群馬県の大沢正明知事や長野原町の高山欣也町長ら地元の首長や県議8人と向き合った。
そこには、国交相が意見交換を呼びかけた地元の住民の姿はなかったが、
会談が終わる直前、6人の住民代表が会場に姿を見せた。
意見交換を拒否した代わりに、地元の声を伝えるためだった。
その1人、「水没関係5地区連合対策委員会」委員長の萩原昭朗さん(77)が
、前原国交相を前に持参した意見書を読み上げた。
「私たちは心の底から大臣と会話をしたいと思っている」
「57年という長い年月と、2代、3代にわたって翻弄(ほんろう)された
私たちの気持ちを察し、心の叫びを聞いてほしい」
「まず『ダム中止』の御旗を降ろしてほしい」
読み終えた萩原さんは前原国交相から突然、
握手を求められると、その手をしっかりと握り返した。
「真剣な表情で聴き入る大臣の姿を見て『必ず願いをかなえてくれ』と握手した」。
萩原さんは帰宅後そう振り返ったが、前原国交相が記者会見で、
「中止ありきで申し訳ないが、地域振興などを虚心坦懐(たんかい)に考えていきたい」
と語ったことを知り、「残念でならない」と悲しそうに話した。
これに先立つ大沢知事らとの会談でも「中止ありき」の前原国交相の姿勢に
「国がここまで進めた事業を無駄の象徴として捨て石にし、
住民生活をけとばすようなことはあってはならない」などと批判が相次いだ。
大沢知事は、ダム建設の基本協定書が締結された1995年当時、
前原国交相は鳩山首相とともに新党さきがけの一員として、
自社さ政権に参加していたとして、「(前原国交相もダムを)自ら推進した」と批判した。
メモを取りながら聞いていた前原国交相は
「私自身、配慮に欠けていた面もあったことは率直におわび申し上げる」と謝罪。
また、連立与党時代の対応についても会談後の記者会見で
「批判は甘んじて受けないといけない」と低姿勢で応じたが、
「建設中止」については「白紙に戻すことは考えていない」と従来の姿勢を変えようとしなかった。
(八ッ場住民側、国交相との対話をボイコット より)
自民党が与党だった時代に計画された事業に対して
民主党出身の国土交通大臣が陳謝するというのも不思議なものであるが
担当官庁の長である以上は仕方のないところ。
話し合いは長期化するであろうが、粘り強くやっていくしかない。
(速やかな解決が望ましいのは言うに及ばない)
私としては、推進派に対して早急に住民参加による
公平な意見交換の場を設けることを希望したいと思う。
今のままでは関係する自治体側がタカりだと思われて非常に心象が悪い。
これも今後の交渉に影響を与える可能性がある。
なお、前原誠司は自社さ連立政権時代は確かに与党側の議員であったが
この政権で主導権を握っていたのは当時の第一党である自民党であった。
また、前原は京都府の選挙区選出議員である。
このことからして建設にゴーサインを出したのは
群馬県出身の自民党国会議員である可能性が極めて高いといえる。
そのため推進派が
「前原と鳩山は自社さ連立政権時代は与党側にいたではないか」
という事実をもって国交大臣や総理大臣を批判するのは
少々的外れなのではないか、ということを述べておきたい。
最後に国交大臣と同じ「中止ありき」の私が
八ッ場ダムの建設継続について考えるならば、以下の条件が必要ではないかと考える。
● 話し合いで速やかな解決を図る(無論、最良の方法)。
● 国は負担金を全額返還し、今後一切工事に関わらない。
必要であれば自治体で全て負担の上で工事を続行する。
● 必要だとする1,400億円だけ支出して、超える分は全て関係する自治体で負担する。
負担金の返還は行わない。
今後他のダムに関しても似たような運動がおきると予想されるが、
八ッ場ダムに限らず、全国のダムに関する諸問題が穏便に解決することを
希望したいものである。
テーマ : 無用な大型公共工事を中止する勇気 - ジャンル : 政治・経済
大量削除の問題に絡み、Perfumeマッシュアップ作者に突っ込んでみた
それ以外の話は冗長になるのでやめたのですが、
今度はPerfumeの話も絡めてみたいと思います。
記事名もニコニコ動画のタイトル風味にしてみました(w
ちょっと読解力に欠ける私が、傷口に塩を塗るようなマネをしますが、どうかご勘弁を。
ニコ動やyoutubeで盛り上がってきていたPerfumeとリンクして出てきてた二次創作を、
事実徳間サイドは暗黙という形で承認していて<←※修正>、
(知らなかったという話もありますが、それ以降も)
またそれら二時創作を「Perfumeが中期から今に至るまでの売れるためのステップ」
として見てくれていたというユーザーサイドの自負もあり、それらがうまく機能していたからです。
結論として、マッシュアップも盛り上がり、
Perfumeも(もちろん本人の魅力や楽曲の素晴らしさはあります)売れました。
また事実として、僕のマッシュアップは
徳間サイド、Perfumeサイドの人々の耳にも触れたという話は聞きました。
(TOFUBEATS WEBLOG Perfume動画の削除を受けて(追記) より)
この黄色い部分のくだりが一番
「●●はわしが育てた(by 星野仙一)」的な印象をもった部分である。
引用先のブログで後述されているが
「あんたの作品はまず良曲ありきなんだから、これだと主従関係が逆じゃねぇの?」
と感じた。
それと、二次創作が一昨年から昨年にかけての
Perfumeの人気急上昇につながったというのは、
一つの要素として否定できるものではないが、単体としては決定的なものではない。
木村カエラが取り上げてからACのCMキャラクターに抜擢されるまでの
数ヶ月が決定的な流れだった、というのが自分の考えである。
(当該ブログのコメント欄でもっと厳しい書き方をしている方がいますが・・・)
実際僕には、この削除がどこの機関から行われたものにしろ、
今「頭打ち」なほど売れてしまったPerfumeサイドの、
古巣を忘れた暴挙にしか僕は見えないのです。
またそのように削除関係が厳しくなったことを
「メジャーで売れた証拠だよ」と論ずる人もいるかもしれませんが、
僕たちは結局この数年間、踊らされていただけなのでしょうか?
雑誌もネットもあんなに盛り上がって、
僕たちは遠い東京にいるPerfumeを思い浮かべ、
自分の部屋でステップを踏んでいただけのはずではなかったのでしょうか?
安室奈美恵とJusticeのマッシュアップが即刻削除されたりしたときのような納得が
今の僕には生まれません。
(TOFUBEATS WEBLOG Perfume動画の削除を受けて(追記) より)
よくわからないのだが、Perfumeサイドの古巣がネット上って、
そりゃどないもんかなと。
彼女たちサイドのホームグラウンドは、最も大好きな場所とも公言する
ライブスペースなのではないか。
また、何をもって踊らされていたのかは定かではないが、
tofubeats氏は興味を持って自分で踊りに行ったんじゃないのかな。
その結果が踊らされていた、という結論になるのかどうかは、
まだ判断すべき時期ではないのではなかろうか。
Perfumeの動画が消えることで、ニコニコ動画でまたひとつのムーヴンメントが
終わったと言ってもいいでしょう。
youtubeでも消されたらzipでmp3でも上げようかと思います。
(TOFUBEATS WEBLOG Perfume動画の削除を受けて(追記) より)
肖像権がらみなので全く同じものがYoutubeにあれば
そりゃいずれ削除されるだろう。
コメント欄でも同様の意見があるが、
どこにアップロードするかはしらないが、
それこそ何かで訴えられるんじゃないのかな。
僕は音楽の売り上げ自体でお金を頂くことにかんしては一向にかまわないのですが、
「アーティストの不利益」という題目を利用し、
「会社の」利益、不利益で2次著作物を削除したり取り締まることに不満を覚えます。
日本の法律と手を組んでいるので僕たちはそこに逆らうこともできませんし、
アーティストも会社に所属する以上著作権管理団体との接触は避けられないでしょう。
「お金が無いから取り締まって・・」「2次創作が1時創作の売り上げを下げている」
という意見がまず可笑しい。
音楽で多大な利益を手に入れる時代は終わりを迎えているでしょう。
音楽を仕事にするなとは言いません、でも何千万も何億も儲けることは無いですし、
無理して新人に金かけて宣伝で売ることも無いということです。
音楽は無くなることは無いと思いますし、発展し続けるでしょうが、
市場はもっとコンパクトにするべきです。
(TOFUBEATS WEBLOG Perfume動画の削除を受けて(追記) より)
主張は大体理解できる。
ただ何の事象が何をもってアーティストの不利益となるのかはよくわからない。
また
「2次創作が1時創作の売り上げを下げている」ということ自体は滑稽かもしれないが、
2次創作の部分を動画サイトに言い換えると、
必ずしも滑稽なものではないと私は考えている。
最近は動画サイトまわりのツールも充実してきて、
動画をダウンロードして音源抽出すれば簡単に楽曲が手に入ってしまうので。
↓のように、わざわざ金払ってCDを手に入れるまでも無いって考えの人が多くなると、
音楽業界にとっては商業的に大きな問題になってくるだろうし。
「YouTube」はラジオ代わり、CDは買わない?――イマドキ中高生と音楽 - ITmedia News
あとそんなことは無いですが、時期的にも、万が一SVを読んで
perfumeマッシュアップがはやってたのを音楽製作者連盟の人が知っていたとしたら、
もう計り知れないほどの責任を感じます。
(TOFUBEATS WEBLOG Perfume動画の削除を受けて(追記) より)
音楽製作者連盟は加盟している企業が多いので、
Perfumeのマッシュアップがネット上で話題になっていることを知っている人間は、
誰かいてもおかしくないと考えている。
というわけで「何でこんなエントリあげたんだよ、俺」っていっている人に対して
傷口に塩を塗るようなマネをして大変申し訳なく思うが、
なんとなく自分的に見過ごせなかった部分があったので記事にしました。
結局、前回の続きのような内容になってしまいましたが(w
この後、私は夜更かしして大統領就任式を見ることにします・・・
先日、ニコニコ動画で肖像権にからんで動画が大量に削除された件
過去、この手のことは何度も起こっており、
このような権利者の振る舞いに対してエンドユーザたるわれわれはどうするか、
というのは今日まで問題になっているわけである。
これ自体に関しては、もっと見識のある方が論じていらっしゃるので
私からは言うことは何もない。
私はニコニコ動画のユーザではないが、
これは他の動画サイトでも起こりうる事象である。
いずれどこかでこのようなことが起こるのは、ユーザはみな、頭の片隅にあったはずで、
それが今回たまたまこのタイミングでやってきただけである。
私は同じような境遇にあったら「へー消されたのか」くらいにしか思わない人なので、
烈火のごとく起こる人間はちょっと・・・と思ってしまう。
まず、削除された理由というのは以下の通り。
(前略)
該当動画につきましては、アーティストの肖像を利用しており、
社団法人音楽制作者連盟の会員の「パブリシティ権あるいは肖像権」を侵害していたため、
削除申立がされております。
(後略)
(削除要件はやはり画像でした - TEKUNOTTE774 より)
つまり、動画に肖像権が関わるものが含まれているものが削除の対象となっている。
今回は音楽著作権が絡んではいないので、明らかにその辺的にアウトな動画でも、
まだ見られるものがいくつかあるはずである。
ニコニコ動画の利用規約の禁止事項の項目にもこのように書かれている。
他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、
著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為
(法令で定めたもの及び判例上認められたもの全てを含む)
(ニコニコ動画利用規約 より)
そんなわけで、ニコニコ動画は
音楽製作者連盟による動画の肖像権の侵害を申し立てを受けて、
規約に則って消しただけである。(※)
さらに、津田大介氏の見解によると、
音制連はアーティストの事務所の団体で、
Perfumeの所属するアミューズは音制連に所属している
(もう1つの大きな事務所の勢力が音楽事業者協会、
音事協でこっちはナベプロやホリプロとかそういう「芸能界」と関わりが深い団体)。
Perfume の楽曲の作詞作曲の権利(中田ヤスタカ)は、JASRACが権利委託されているが、
ニコ動とJASRACは包括契約を結んでいるので、
中田ヤスタカは楽曲が使われていることを(形式上)認めているということになる
(細かくいえば人格権の問題は残るが、ややこしいのでここは省く)。
で、問題となるのは音源そのものの原盤権。
徳間は恐らくPerfumeの原盤を所有していないので、
徳間がそもそも文句を言うということはできない(権利がないので)。
なので徳間が「わざと黙認していた」というのは、
そもそも(徳間が原盤権一切持ってないと仮定するなら)筋違いの話。
事務所のアミューズが原盤権を持っているとしたら、
権利はアミューズにあるので文句を言う主体はアミューズになるはず。
ただ、事務所が個別にそういう作業をやっているケースは少なく、
特にネットでの「違法」な音楽利用に対して文句を付ける窓口を
音制連のような所属団体に任せていることが多い。
だから、今回音制連の削除により削除された、というのは
恐らくアミューズの意志によるものと考えるのが妥当。
事務所サイドからしたら、アーティストをネットの脅威から「守る」のが彼らの仕事。
確かにネットが彼らのブレイクを後押しした部分があることは事実だろうが、
それがすべてではないし、後押ししたからといって「黒」なものが「白」になるわけではない。
特にマッシュアップのようなイリーガルアートを創る人間ならば、
こういうことに対しても是々非々でやっていくか、それともオフィシャルにRemixを依頼される立場になるか、
それとも最悪逮捕覚悟でマッシュアップ作り続けるか、どれかを選択しなきゃいけない。
(copyright partisan (MIAUの津田大介氏のブログ) より)
確かに妥当である。
(※)を言い換えると、ニコニコ動画は
アミューズから要請を受けた音楽製作者連盟からあった動画の肖像権の侵害を申し立てを受け、
規約に則って消しただけである。
したがって、これをもってニコニコ動画の運営にいちいち文句を言うのは筋違いである。
(まあ、今更そのような人はいないと思うが・・・)
それで当の作り手側の意見だけれども、
一つブログをみつけたので引用する。
ニコ動やyoutubeで盛り上がってきていたPerfumeとリンクして出てきてた二次創作を、
事実徳間サイドは暗黙という形で承認していて(知らなかったという話もありますが、それ以降も)<←※修正>、
またそれら二時創作を「Perfumeが中期から今に至るまでの売れるためのステップ」
として見てくれていたというユーザーサイドの自負もあり、それらがうまく機能していたからです。
結論として、マッシュアップも盛り上がり、
Perfumeも(もちろん本人の魅力や楽曲の素晴らしさはあります)売れました。
また事実として、僕のマッシュアップは徳間サイド、Perfumeサイドの人々の耳にも触れたという話は聞きました。
実際僕には、この削除がどこの機関から行われたものにしろ、
今「頭打ち」なほど売れてしまったPerfumeサイドの、古巣を忘れた暴挙にしか僕は見えないのです。
またそのように削除関係が厳しくなったことを「メジャーで売れた証拠だよ」と論ずる人もいるかもしれませんが、
僕たちは結局この数年間、踊らされていただけなのでしょうか?雑誌もネットもあんなに盛り上がって、
僕たちは遠い東京にいるPerfumeを思い浮かべ、自分の部屋でステップを踏んでいただけのはずではなかったのでしょうか?
安室奈美恵とJusticeのマッシュアップが即刻削除されたりしたときのような納得が今の僕には生まれません。
(TOFUBEATS WEBLOG Perfume動画の削除を受けて(追記) より)
所謂、先述の「烈火のごとく怒った」系の記事である。
以前、マッシュアップ系の動画が大量に削除された時期にも
作り手側からこれに似た主張があったような気がする。
上については確かに作り手側の主張として理解できるものである。
しかし、現在の法律の枠に照らし合わせると、
動画に本人の肖像がそっくりそのまま入っていたりする場合は
肖像権を侵害したとして違法になりうる。
そのため、他人の手によって削除された場合はいくら納得できなくても、
それが現行法なんだから納得するを以外になく、
どうしても作品をアップロードしたいのであれば他の方法を模索するしかないのではないか、
ということである。
今回の一件については、ただそれだけの話なのに、
「古巣を忘れた暴挙」だの、仰々しく言うからおかしくなったんだと思うのだが。
(事実、コメント欄も少し荒れたりしているのでね)
今回の大量削除は他の動画サイトにとっても対岸の火事にはならない。
マッシュアップは中には面白いものもあるし、
デジタル技術の普及著しい中、
この辺に関連する現行法の多くが時代にそぐわなくなってきている
といわれて随分経つので、どこかいい妥協法があるといいのだが・・・
まあ、権利者側が既得権益にベッタリなのがネックですが。
